1年経って分かってきた?行動別コロナへのリスクの大小まとめ

新型コロナウイルス
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新型コロナウイルスのパンデミックが始まって既に1年以上が経とうとしている。政府や各自治体が様々な対策を行っているが、一向に減らない感染者、それどころか変異株で医療の危機的状況。政治家は【緊急事態宣言の日数の分だけ政治実績】と言わんばかりの有名無実化しかけている緊急事態宣言…。

そこで思った。行動を「強制」されていない「自粛」なのだから…

感染リスクの高い行為をしっかり把握し、対策を徹底的に行った上で行動をすれば良いのではないかと。

今回は、感染リスクの高い(と思われる行為)行為をまとめ、感染リスクのが高いと思われがちだが、そうではない行為を取り上げる。もちろんだが、シミュレーション結果などの根拠も明記する。

※当記事においては根拠となるものをベース私個人の考えを述べている部分があります。特定の企業や団体の主張ではないという事を把握した上でお進みください。

感染リスクの高い行為

マスクなしでの会話

マスクせず歩きながら会話 ウイルス飛まつをシミュレーション | NHKニュース
【NHK】最新のスーパーコンピューター「富岳」を使って、マスクをせずに歩きながら会話をした場合、新型コロナウイルスの飛まつがどのよ…

この結果、立ち止まった状態で会話すると、顔の前方1.5メートルまで飛まつが広がります。

ところが、歩いている場合は、飛まつは後ろ側の2メートルから3メートルまで達し、さらにエアロゾルと呼ばれる小さな飛まつになって広がっています。

マスクせず歩きながら会話 ウイルス飛まつをシミュレーション – NHKニュース

マスクをしないで街中を歩く方はよほどの事情がある方でない限り見なくなったが、マスクを外して携帯電話で会話したり、マスクを外していたところ急に声を掛けられ、そのままマスクなしで会話したりと、たとえマスクをして出歩いていても、ふとした瞬間にマスクなしで会話しているシーンを時々見かける。立ち止まっての会話ならば前方1.5mまで飛沫が飛ぶそうだ。

そして友人同士と「アゴマスク状態」で歩いているようなケースを特に夜間見かけるのだが、歩いている場合は後方2~3mまで飛沫が飛び、さらにエアロゾル化するそうだ。

「近くに人がいないからいいや」「友人同士だからいいや」の油断が如何に高リスクであるかをスパコンのシミュレーションで明確になったのである。

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長時間の会話

上記ではマスクなしでの会話のリスクを紐解いたが、では会話の時間で見るとどうだろう。

まず、「濃厚接触者」の定義を確認してみよう。

その他:⼿で触れることのできる距離(⽬安として1メートル)で、必要な感染予防策無しで、患
者(確定例)と15分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況周辺の環境や
接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。

濃厚接触者Q&A – 日本医師会 より一部抜粋

濃厚接触者Q&A – 日本医師会(pdfで開きます)

15分以上接触があれば濃厚接触者のなるのだから、会話の時間が長ければ長いほどリスクが増すと考えてよさそうだ。

スパコンによるシミュレーション結果がこちら。

見えない飛沫、正しく回避 スパコン「富岳」で可視化 
理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」で新型コロナウイルス対策の評価を進める同研究所などのチームが発表した飛沫(ひまつ)に関するシミュレーション結果。マス…

20分程度の会話で咳1回と同程度の飛沫が飛ぶそうだ。長時間の会話はリスクが高まるという認識で良さそうだ。

大人数で囲んで話すような行為人数と話している時間に比例してリスクが高まるとみてよいだろう。

路上飲み

路上飲みの感染リスク、スパコンの答え 「近距離会話なら屋内と変わらない」
 「まん延防止等重点措置」がスタートした愛知県。飲食店が時短営業をする中、公園などの屋外で酒を飲む人の姿もみられます。屋外での飲食に感染リスクはあるのか。専門家に話を聞きました。

こちらもスパコン「富岳」によるシミュレーションにおいて判明した。「外だから大丈夫」ということではない。近い距離で会話していたら、その理論は何ら役に立たないのだ。

「飛沫は口から出たときに、まずマスクにぶつかり、飛沫も空気もぶつかるので、遠くにいくのがおさえられるので、マスクをしていれば、効果が、感染リスクが下がる。屋外でマスクをして会話はあまり問題ないが、マスクを取って飲食をしてしゃべってしまうと危ないということになります」(豊橋技術科学大学 飯田明由 教授)

路上飲みの感染リスク、スパコンの答え 「近距離会話なら屋内と変わらない」 – メ~テレ

屋外といえど、マスク無しで飲酒して会話するのは感染リスクが高いようだ。

飲酒をすればどうしても気が大きくなるので、話し声もつい大きくなりがちだ。

声量が大きくなると飛沫の量も増えるので、シラフで話している時より感染リスクが上がるのは言うまでもない。

大声の飛沫は300個超、布で覆うと激減 米チーム発表:朝日新聞デジタル
 人が言葉を発したときに、飛沫(ひまつ)はいったい何個飛ぶのか。そんな実験に米国の研究者らが取り組み、結果を米医学誌に発表した。声の大小に関わらず数百個の飛沫が飛ぶことがわかり、口を布で覆うとその量を…

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感染リスクの高い行動とは

以上の結果からマスクなしでの会話・長時間の会話感染リスクを高める行為と見てよいと考える。

飲食時には上記行為に当てはまるものが多いので感染リスクが高い、ということだろう。

しかし、飲食店が悪いわけではない。そこを履き違えてはならない。

感染リスクが高そうだけど、実は高くないもの

満員電車

走行時の窓開けによる車内換気の数値シミュレーション – (公財)鉄道総合技術研究所

満員電車での通勤に嫌気を感じる方が「密」を理由に指摘しているが、通勤で使う電車は換気能力がしっかりしている為、実は感染リスクが高い訳ではない。

(公財)鉄道総合技術研究所(鉄道総研)において換気に関するシミュレーションを行っている。

走行時の窓開けによる車内換気の数値シミュレーション(pdfで開きます)

なお、pdfと同等の内容をITmediaが報じている。

電車の換気、乗車率0%と100%で大差なし 鉄道総研がシミュレーション
鉄道総合技術研究所が、乗車率の変化が換気量の変化に影響しないとするシミュレーション結果を発表した。空調装置を使うと、車内の換気時間が短縮されるという。

ここから抜粋してみた。

時速70kmで走行する車両で、6カ所の窓を10cm程度開けたと想定し、実験を行った。その結果、乗車率0%、50%、100%の車内の換気状況を比較したところ、乗車率が高くなるほど車内の空気体積が減り、車内の空気が入れ替わる回数は多くなると判明。一方、換気量の差はわずかであることが分かったという。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2010/30/news105.html

どういう事かというと、乗車率が0%の誰も乗っていない状態であっても100%(→全ての座席に着席し、全ての吊革に掴まっている方がいる状態)の状態であっても、換気にかかる時間はさほど変わらないのである。それどころか、空気の体積が減ることで、混雑しているときの方が早く空気が入れ替わるということが判明している。

また空調の使用の有無についても言及されており

同じ条件で、空調装置の換気への影響もシミュレーションした。その結果、換気量への変化に大きな変化は見られなかったものの、空調を使わない場合は5分から6分で車内が換気されるのに対し、空調を使うと2分から3分で換気されることが判明したという。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2010/30/news105.html

満員電車は必ずと言っていいほど空調が動いている。その条件の場合、2~3分で換気されるのだという。

また、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)においても研究が行わていた。

産総研:地下鉄車両の窓開けなどの換気の効果

換気回数は、車速や窓開け面積に比例して増加した。地上区間と地下区間を比較すると、地下区間の換気回数の方が大きくなった。乗客の有無(マネキンの有無)の間に、大きな違いは見られなかった。営業線で走行と停車を繰り返した場合(速度40 km程度での走行・停車時にドア開閉あり)の、窓開け時の換気回数は1時間当たり7回~27回であった。また、窓開け面積が同程度の場合、対角2カ所と全12カ所の窓開けでの換気回数に大きな違いは見られなかった。さらに、停車時の換気回数(室内送風機ON・マネキンなし)についても、ドア閉鎖時には開けている窓の数によらず窓開け面積に比例して増加していた。停車中のドア開放時には、換気回数は1時間当たり約40 回と大幅に増加することを確認した。(筆者注:一部カッコ書きは省略した)

地下鉄車両の窓開けなどの換気の効果 – 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)

こちらの研究はより現実の満員電車に近い状態で研究がされている。こちらにおいても換気回数を換算すると、2.2分~8.5分の間に空気が入れ替わるという研究結果が出ている。そして気になるのが、窓開けの面積が同じであれば2カ所でも全12カ所でも換気の回数には大差がないそうだ。

換気能力は混雑していても同様かそれ以上であり、空調と窓開けを合わせると換気効果が増大する。近くでマスクなしで会話をしている人がいるような状況でなければ、感染リスクが高いとは言えないのではないだろうか。

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映画館・劇場

映画館の空気の流れを“見える化”「映画館の換気実証実験」

映画館は室内なので感染リスクが高いと感じそうだが、これも感染リスクが高いと考えるのは違うようだ。

「映画館は密閉空間ではない」、空気の流れを可視化して検証
全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)は、映画館内における空気の流れを“可視化”する「映画館における換気実証実験」を実施。実験では20分で場内の空気が入れ替わり、映画館が高い換気能力を有していることが証明された。

全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)は愛知医科大学感染症科の三鴨廣繁教授監修、愛知県立大学看護学部の清水宣明教授協力のもとで、映画館の換気に関する実験を行っている。

実験ではスクリーン前方にある排気システムを使用。その結果場内は20分で換気が完了し、映画館が十分な換気性能を有していることが証明された。

「映画館は密閉空間ではない」、空気の流れを可視化して検証 – AV Watch

実験の結果、場内は20分で換気が完了したそうだ。前項の満員電車の結果にあるように混雑していても換気時間の差は大きくならないので、満員御礼の大ヒット映画を見ていても換気面を気にする必要はないということだ。

もちろん、上映中の会話は飛沫はもとより、マナー違反であることを忘れてはならない。

カラオケ

<新型コロナ>千葉県で新たに110人 「昼カラオケ」クラスターで変異株感染の男性死亡:東京新聞 TOKYO Web
千葉県内で29日、新型コロナウイルスに感染した3人の死亡と新たに110人の感染が発表された。死者の1人は松戸市内で発生した「昼カラオケ...

カラオケについては上記の報道のように、「昼カラ」においてはクラスターが発生している。

しかし、「昼カラ」は喫茶店であり、「カラオケボックス」とは異なる。

ここを履き違えはならない。

これについては、私の思う事がまるまる以下に記されている。

カラオケボックスは安全。カラオケボックスでクラスターが発生しない理由とは
カラオケボックスでクラスターは発生しない。その理由を感染症に明るい医学博士 藤田医科大学の吉田友昭教授がスモークテストによる実証実験の結果をもとに徹底解説。

上記ではスモークテストによる実験が行われている。昼カラとの違いも明記されているので、ここから抜粋してみた。

カラオケ喫茶はもともと喫茶店ですから、窓を開けて換気できる建物であり、必然的に換気扇に要求される能力は小さくていいわけです。それなのに騒音による近所迷惑を考えると窓を閉めることになるので、どうしても閉鎖空間になって十分な換気ができない。一方でカラオケボックスはというと、防音のために壁ばかりで窓が無く、いかにも密室と思われますが、そういう構造だからこそ、建築基準法でかなりの換気を要求します。そのうえ、実際のカラオケボッスの場合には、更に強い換気を実現しています。つまり、通常の法的基準の大雑把にいって3~4.5倍、新幹線並みの非常に速い速度での換気が実現されています。

カラオケボックスは安全 カラオケボックスでクラスターが発生しない理由とは – 藤田医科大学 吉田 友昭 教授

設計上、部屋の中の空気の完全交換は4分くらいだが、実際に充満した煙の消失時間は6分程度だった。

カラオケボックスは安全 カラオケボックスでクラスターが発生しない理由とは – 藤田医科大学 吉田 友昭 教授

カラオケボックスにおいても4~6分程度で空気が入れ替わるのである。つまり、1曲歌うごとに空気がまるまる入れ替わっていることになる。密集してマスク無しで歌う場合はマスクなしでの会話同様に感染リスクが高まると思うが、マスクをしてのカラオケやヒトカラ(一人でカラオケ)であれば感染リスクが抑えられるだろう。

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音楽ライブ

Aqours 4th LoveLive!開催日に筆者が撮影。ライブと言えば東京ドーム。
音楽ライブやフェス、3度目の緊急事態宣言で迫られる開催判断 積み重ねてきた感染者ゼロの実績
2020年は音楽業界及びエンタメ業界にとって冬の時代だった。過去最悪な事態と言っても過言ではない。それぐらいに新型コロナウイルスの影響は直撃していた。 多くのライブが中止や延期になった。公演が開催された場合も密を避けるため、客席の収容人数は最大キャパの50%以下にするよう協力を求められ、ほとんどの…

2020年3月にライブハウスにてクラスターが発生し、ライブイベントも感染リスクが高いと思われる方が多いだろう。しかし、それは従前のやり方でライブを行った場合だ。

昨年末にはTHE YELLOW MONKEYが東京ドーム公演で約2万人を収容し、感染者を出さずに公演を成功させた。最近では9mm Parabellum BulletがLINE CUBE SHIBUYAで着席時のキャパシティ100%でのライブを行った。こちらも会場からの感染者は報告されていない。感染者ゼロの実績を積み重ね、少しずつ元に戻るために前進している。

 1年以上もの間、観客はマスク着用を徹底し、公演中に声を出すこともない。検温や消毒をしてから入場している。密を避けるために余裕を持った入場/規制退場を行う場合がほとんどだが、ほぼ全ての観客が協力している。運営は徹底的に感染症対策を行い、観客はそれに素直に従っている。

音楽ライブやフェス、3度目の緊急事態宣言で迫られる開催判断 積み重ねてきた感染者ゼロの実績 – リアルサウンド

事実、ここに記載されているライブイベントに限らず、BanG Dream! 8th☆LIVE 夏の野外3DAYSラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会3rd LIVE!のようなアニメやアイドル系のライブも問題なく開催されるようになってきた。もちろん、参加者それぞれの感染対策への協力があってのものだが、マスク着用・公演中の声出しNGを徹底すれば問題ないことは数々の音楽シーンで既に証明できているのだ。

ひとり外食

コロナ禍の飲食店を「おひとり様」が助ける根拠 | ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
新型コロナウイルスの第3波を受け、11月下旬より、東京都、大阪市、札幌市、名古屋市などで飲食店の時間短縮要請が出ました。政府は、「時間短縮に協力する店舗に対して国としてしっかり支援をしていきたい」と補…

これについては東洋経済オンラインに詳しく書かれている。

ソロ客は、オーダー時は声を発するかもしれませんが、それ以外は黙って食し、飲んで帰ります。たとえ彼らが大挙して押し寄せたとしても、それは満員電車と同様、感染のリスクは低いと考えられます。

コロナ禍の飲食店を「おひとり様」が助ける根拠 – 東洋経済オンライン

そもそも感染リスクが高いのは会話による飛沫であることから、ひとりでの飲食であればオーダー以外喋るシーンが無い。そのオーダーですら、最近はタッチパネル式のお店が増えている。なんなら、スマホアプリで事前注文するお店もある(マクドナルド等一部に限られるが)。そうともなれば、どこに感染リスクがあるだろう?

まとめ

「感染リスクのが高そうだけど高くないもの」においては、感染リスク元である「会話」「飛沫」が密接なのだ。

会話を減らせば飛沫は減るし、換気をすれば飛沫が減る。

飛沫がモノに付着する以上、消毒はもちろん必須だが、このことをしっかり把握して行動していれば、必要以上に委縮する必要はないと思う。

ストレスを発散する場所を失わないで、みんなでコロナを乗り越えよう。

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